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BOSE AW-1の部分修理(その1) [電子回路]

 2014年夏に中古を購入して使い続けているBOSE(ボーズ)のラジカセAW-1は、入手した当時から「一寸高音が弱いな」と思ってはいたが、ここ数ヶ月は使う度に「高音域の出力が落ちてる!」と感じるようになった。
高音が出なくなってきたボーズAW-1
ラジオで語学講座やニュースを聴いている分には「籠もってモコモコした音」という程度で聴くに堪えないほどではないが、CDプレーヤーなどで聴き慣れた音源を聴くと明らかに高音域が削られているのが判る。それから「サー」というホワイトノイズも気になる。以前にボツボツ音の修理で分解した時にはさほど気にはならなかったから、部品の経年劣化が進んだのかも知れない。
 分解したのは随分前なので、基板がどうなっていたかは覚えていない。「じゃぁ、もう一度基板を見てみようか」と分解することに。

 以前に分解しているので、今回は迷わずに作業が進む。まずトップカバーを外すと、基板2枚とご対面だ。
AW-1のトップカバーを外したところ
左側にはトーンコントロールやボリュームの回路が、右側には液晶表示の回路が入っている。
 トーンコントロールの基板を見ると、金属カバーの外側に三菱のデュアルタイプのオペアンプM5218Lが載っているけれど、非常に見難い金属カバーの中が気になってしつこく覗いたら、やっぱりJRCのオペアンプ4558DDが1つ入っていた。
金属カバーの下にJRC4558DDが1つ入っている
M5218LはレイセオンRC4558互換でSIPパッケージとして出された物で、あくまでも汎用オペアンプであって音質に拘った製品ではないと思われる。これをMUSEなどに交換するだけでも音は改善されそうだ。
 JRC4558DDも悪くはないが、4580DD等に交換すれば更に良くなるだろう。

 液晶表示の基板はラジオの周波数選択とか音源の表示といった回路ばかり、しかもチップ部品だらけなので、こちらは調べるまでも無さそうだ。
液晶表示部は音声信号とは無関係
NECのD1708GというICは、調べたら「ラジオ用PLLシンセサイザ・コントローラ」だった。
基板に載っているNECのD1708G


 2つの基板の下にある基板は、ネジで筐体に固定されているので外す。
基板を筐体から外すところ
部品面を見ると、ラジオ用のバーアンテナなどが見える。
IMG_6936.JPG
載っているICを片っ端から調べた。
HA120472ch Dolby-Bエンコーダ・デコーダ
LA32202chイコライザアンプ
LA6458S2chオペアンプ
LA3410VCO・PLL・FM MPXステレオデモジュレータ
LA1266電子制御式AM/FMチューナ
配線を大雑把に追ったら、どうやら左がカセットテープ関係の回路、右がラジオの回路となっているようだ。
 パワーアンプ部は筐体の底の方に入っている。うっかりしてて、基板全体の画像を取り忘れた。(汗)
パワーアンプ部の基板
ここにもM5218Lが使われている。
パワーアンプ部にもM5218Lが使われている
これも4580DDなどに交換する方が良さそうだ。
 これで、大雑把に各基板の役割と部品は分かった。

  回路図があれば部品の交換や改造の見当を付けるのは比較的簡単だが、残念ながらそんな物は持ってない。勿論、ネット上にも出ていない。市販品だし、後継機種も出ているので、今後もネット上に出ることは無いだろう。
 となると、基板と配線を見ながら回路図を起こし、各部品をどうするのか検討するというのが一番確実な方法となる。が、基板は複数に跨っているし、カセットテープ関連の回路も入っているから、それを避けながら信号経路を辿ることになり、かなり厄介な作業になるであろうことは容易に推測できる。

 「ウーム、どうしてくれようぞ...」と考える事しばし、「そういえば、1台は修理に出したんだっけ?」実は数か月前、三台あるうちの一台を「試しに」と修理業者に出していたのだ。
 通常なら自分で作業するのだけれど、敢えて業者に依頼したのは「何処をどう修理するのか、お手並み拝見」の為だったのだ。業者に依頼したのは、劣化部品の交換、ホワイトノイズの低減、の二点である。
 修理済のAW-1を分解して比べてみれば、どこで何をしたのかは判る筈。ということは、もう一台分解するということか...。(溜め息)

(続く)
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